【エア×旅】丹沢主脈をフライト旅行(神奈川県)

掲載日:2016年10月22日

DATA

【住所】神奈川県
【コース】
スタート地点:大倉バス停~大倉尾根~塔ノ岳~丹沢山~蛭ケ岳~姫次~黍殻山~焼山 ゴール地点:焼山登山口バス停



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地図

こんにちは、日本ビューMAPの旅ナビゲーターのアイガーです。

今回は、
神奈川県の屋根といわれ、日本100名山の1つ、丹沢山地の主要ルート、
「丹沢主脈」をフライトシミュレーションで飛ぶ、「エア旅」でご案内したいと思います。

【エア×旅】「丹沢主脈」編は、このような方におすすめです

・これから「丹沢主脈」方面に登山、縦走に行く方
・「丹沢主脈」の地形や展望を高いところから、広く見渡してみたい方
・「丹沢主脈」内の、塔ノ岳、丹沢山、蛭ケ岳や富士山などの位置関係やコース全体像を把握したい方


【エア×旅】「丹沢主脈」編で、このようなことが分かります。

・登山、縦走前の風景や眺望の事前情報として、「丹沢主脈」周辺をざっくりと把握できます。
・地図と写真情報だけでは見えにくかった、「丹沢主脈」の広範囲で立体的な空間情報が得られます。

 

 

 

丹沢主脈(たんざわしゅみゃく)について簡単にご説明すると、
地図上のこのあたり、

丹沢地図


丹沢の主要な山である、塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳、そして焼山にかけて貫く稜線ルートで
全体距離は約23km、の行程になります。

 

丹沢主脈ルートの南側スタート地点、
小田急線渋沢駅からバスで15分程度の 大倉バス停めがけて
南から、北に進路を向けて進んでいきます。

今回は「大倉尾根」という、尾根上を進んでみたいと思います。

 

 

塔ノ岳から大倉尾根を下る(丹沢) Mt.Tonodake Trekking(Tanzawa)塔ノ岳から大倉尾根を下る(丹沢) Mt.Tonodake Trekking(Tanzawa) / jetalone

 

写真は大倉尾根からの展望になります。


先ほどの大倉が標高が290m、そして、標高1491mの塔ノ岳まで、標高差約1200mを登っていく、
丹沢でも登山者が最も多いルートと言われています。

長くて、だらだらしたのぼりが続くことから、通称「バカ尾根」とも呼ばれています。
私もかつて高校生のときに、ワンダーフォーゲル部で、
この大倉尾根を、リュックに重たい石をつめて登る、いわゆるボッカ訓練を
したことが、かなりなつかしい思い出です、

途中、堀山の家、花立山荘など、
いくつかの山小屋や茶屋もあり、休憩などで利用できます。

 

塔ノ岳


塔ノ岳は
標高1491メートルの丹沢でも非常に人気の高い山の1つです、
山頂は富士山や相模湾を始めとした360度の展望が望め、ここまで登ってきたという達成感が
半端なく得られる山です。

塔ノ岳の山頂(丹沢) Mt.Tonodake Trekking(Tanzawa)塔ノ岳の山頂(丹沢) Mt.Tonodake Trekking(Tanzawa) / jetalone

山頂にある「尊仏山荘」という山小屋で、休憩や食事、宿泊も可能です。
丹沢の中でも食事が美味しいと評判の山荘でもあります。
土日休日は、やはりかなりの登山者でにぎわいます。

 


塔ノ岳から、先にすすむと、
登山者の数がいっきに減り、それまでよりも比較的静かな登山が楽しめます。
塔ノ岳から、一旦残念なくらい稜線をくだり、約1時間くらいで到着する次の山、丹沢山を目指します。

丹沢山

丹沢山は
標高が1567m
みやま山荘という山小屋が山頂付近にたっています。

丹沢山から富士山の眺め

写真は丹沢山からの富士山の眺めです。

 

日本100名山の丹沢山は、こちらの山のことかと、
疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。

元々は明治時代の測量で一等三角点が設置され、
仮の名称として「丹沢山」と名付けられたのが
そのまま、山の名前として、続いているそうです。

日本100名山でいう丹沢山は、こちらの山だけでなく
最高峰の蛭が岳と、その周辺のいわゆる丹沢山塊をいうようです、

 

蛭が岳への稜線

撮影者:Σ64(日高より竜ヶ馬場)


丹沢山を過ぎると、次の蛭が岳まで3.4kmの
ダイナミックな稜線歩きを楽しめます。
このあたりの稜線は非常に展望もよく、歩いていて気持ちのいい稜線です。

 

鬼が岩から蛭ケ岳

 撮影者:Σ64(鬼ヶ岩越しに見た蛭ヶ岳)


蛭ケ岳の手前「鬼が岩」は
2つの岩が鬼のツノのように見える場所です。
ツノの間から見える蛭が岳は、絶好の撮影スポットになっています

蛭ケ岳


蛭ケ岳は
1672.7m、丹沢最高峰の山です。
奥深い場所に位置するので、簡単に人をよせつけないイメージがあります。

富士山はもちろん、南アルプスや八ヶ岳を始めとした近隣の山脈や関東平野など
360度 見渡せる、絶景の山です。


山頂にある蛭ヶ岳山荘にとまると、夜は関東平野の壮大な夜景も堪能できます、

冬なんかにここに来ると、ほとんど人もいないので
この絶景を独り占めできます!


実は私は学生時代こちらの蛭ヶ岳山荘で、何年間かこちらでアルバイトしていたことがあり、
小屋番や、荷揚げなどに勤しんでおりました。
冬季は、ほとんど登山客も来られないので、3日間誰にも会わない日もあり、
ラジオの音と、関東平野の夜景が人を感じられる唯一のモノでした!


その当時に頂いた、貴重な写真をここに公開したいと思います。

昭和5年・昭和8年 蛭が岳

昭和5年と、昭和8年の「蛭ヶ岳の小屋」という写真です。

ほとんど、ほったて小屋のような小屋にみえますね。
それでもかなり重要な役割を担っていたのではないでしょうか。
それにしても山頂で背広って、どういう時代だったんでしょうか・・・

 


蛭ケ岳から先、焼山方面にかけては、東海自然歩道と呼ばれるコースと重なります。

次の姫次(ひめつぐ)までは、蛭が岳から、約3.3km
蛭が岳直下は急な下り道になりますが
そこを過ぎると、なだらかな稜線が続きます。


「姫次」(ひめつぐ)は、「ひめつぎ」と呼ばれたりもしますが、
少し開けた場所にあり、休憩にはもってこいの場所です。
西丹沢方面の眺望が望め、こちらにある机で、よく食事をする人をみかけます。


ちなみに、ピンポイントで蛭ケ岳に、早く登りたいという方は、
この先の「きびがらやま避難小屋付近」から、左手北側の方にいった、
「青根」という場所から登るのが一番、安全で早いルートです。

「青根」にある鶴屋旅館という宿では、何度かお世話になった良い思い出があります!

 

黍殻山避難小屋を超えて焼山方面に向かいます。

 

黍殻山

撮影者:Σ64(丹沢山地・高取山展望台から見た黍殻山(中央))

ちなみに
近くにある1黍殻山(きびがらやま)は展望のない、木々におおわれた山ですが
山頂を踏みたいという方は、寄ってみるといいかもしれません。


いよいよ、主脈縦走の最後を飾る山、「焼山」の標高は1059.6mです。

焼山

撮影者:Σ64(高取山展望台から見た焼山)


山頂には展望台があり、周辺の景色を楽しむことができます。
ここからは、一気に高度をさげて、山を下っていきます。


いよいよ丹沢主脈縦走も、最終地点に近づいてきました。
焼山登山口バス停から、三ケ木、橋本方面にバスで向かいます。


「丹沢主脈」のエア旅いかがだったでしょうか。
それでは、また次のエア旅でお会いしましょう!





このページの情報は2016年10月22日現在の情報を元にしているため
現状と一致しない場合がございます。予めご了承ください。

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