私が「御宿分校館」をおすすめする7つの理由(評判・感想)
掲載日:2016年12月 7日
もう数年前になりますが、私の「御宿分校館」との出会いは忘れられない思い出の1つです。
千葉県に”月の砂漠のブロンズ像”で知られる「御宿海岸(おんじゅくかいがん)」があることから、
最初に宿の呼び名を見たときは「おんじゅく」と読んでしまいそうになりましたが、
正確には御宿(おやど)分校館という読み方が正解です!
さて、今回は本当はあまり教えたくないのですが、
でも一方では、ぜひ知ってほしい「御宿分校館」をご紹介したいと思います。
というのも、もしこれまでの旅行で泊まった旅館で、
”忘れられない旅館”、”もう一度行ってみたい旅館”を1つ挙げるように言われたら、
迷わずに、この「御宿分校館」を真っ先に挙げたくなる・・私にとってはそんな旅館なのです。
旅館と言っても、元々は小学校として使われてきた木造校舎を改築して宿として使用しているので
随所に学校の面影を残す旅館なのです。
当時、宿泊した際に、写真を撮っていなかったので写真の紹介ができないのが残念なところですが、
ぜひ分校館のHPで、雰囲気を確認してみてください。
それでは、”おすすめしたい7つの理由”をご紹介したいと思います。
理由1.日本の原風景のような田舎
地理的には、南東の方面には南アルプスが、西の方角には中央アルプスが、北の方角には八ケ岳と
山脈に挟まれた谷あいの立地で、諏訪湖から30数キロ南側にある集落の「弘妙寺」というお寺の隣に建つ宿になります。
私が宿に到着したのは、ある8月も終わりも迎えた日、夜も暗くなってからの遅い時間の到着でした。
マイカー運転で向かったのですが、周囲には明かりも少なく運転しにくい曲がりくねった道路を
どうにかこうにか到着し、普段の東京暮らしに慣れている感覚からは、なんて辺鄙な場所なんだ・・
という思いが頭をよぎりました。
しかし、宿に到着して程なく気づいたのは、
まるでトトロに出てくる世界みたいだな・・・と思わずにいられないような、
古き良き日本の田舎にまる浸りという感じの周辺環境の良さでした。
▲引用:御宿分校館公式サイト(http://www1.inacatv.ne.jp/~bunkoukan/)
理由2.癒しに囲まれた風景
目の前には山室川のせせらぎが聞こえ、深い漆黒と静けさに包まれる闇夜に風の音や虫の音が響きわたり、
雲間から垣間見える星の輝きがひときわ強調されて見えるような、そんな情景の田舎の世界が展開していました。
▲画像はイメージです。
前日からの旅行疲れや運転疲れも影響したのかもしれませんが、
それよりも、普段東京近郊で暮らしているうちに、失われつつあった郷愁にも似た癒しがここにあったんです。
理由3.管理人のお人柄と家族経営のやさしさ
主に女将さんに対応して頂いたのですが、「御宿分校館」は館主であるご主人と、その娘さんと、
3人で切り盛りする小規模な旅館です。
女将さんは、ご出身が東京の八王子のほうということで、八王子在住の私たち家族と、八王子談義で盛り上がってしまいました!
夕食から、何気ない会話までとても暖かい雰囲気で迎えていただいたと思います。それがこの宿の思い出の1つになっているのでしょうね。
理由4.こじんまり部屋数も4つ、しかもリーズナブル。
客室数が少なく、ちょっとひっそりとした感じではありましたが、それがまた良かったです!
年代物の木造の校舎の中に、囲炉裏の間や、教室を改築した娯楽室や喫茶室、
そして客室が廊下でつながっていて、ところどころ年代物のアンティークなタンスや置物が配置してあり、
昭和の初期と現代が融合したかのような不思議かつ独特な空間がありました。
最近は古民家をリフォームした旅館も流行っているようですが、
そんなブームのはるか以前から、「御宿分校館」は手作業の改築に次ぐ改築で、古き良き時代と今の時代を融合させてきた、そんな旅館でした。
部屋数が少なく値段が高級な旅館も数多くある中、
「御宿分校館」はお値段的にはかなりリーズナブル。
自分の中ではかなりコストパフォーマンスの高い旅館だと思っています。
理由5.囲炉裏で食べる食事
▲写真はイメージです
囲炉裏のある旅館で、夕食をいただく・・・ちょっと憧れのシチュエーションでした。
今では囲炉裏の料理を売りにする旅館も増えてきているようでしたが、
その当時は、今ほど囲炉裏ブーム(?)という感じでもありませんでした。
それが「御宿分校館」では、絶妙な雰囲気を醸し出す、薄明りの中で食べる囲炉裏端の料理なのです!
地元の素材をふんだんに使った、そして手作りの家庭菜園の野菜も用いた
とてもおいしい料理の数々が並びます。
囲炉裏の火もあったかく、料理もあったかく、なんともほっこりとした美味しい料理を頂きました。
理由6.高遠の桜や、美和湖へのアクセスのよさ
▲高遠の桜
武田信玄にまつわる歴史や、桜の名所として知られる「高遠城跡」へは南西方面に約10km、
また、道の駅南アルプスむら長谷のある美和湖へも、南南西方面に約9kmという立地なので
宿から気軽にアクセスできます。
その他近隣としては、高遠しんわの丘ローズガーデンやみはらしファームなどがあります。
ちなみに、私は宿泊の前日、中央アルプスの千畳敷方面から来訪してきたので
少し足を延ばせば「駒ヶ根」や「伊那」方面の観光も行けなくはない距離です。
ちなみにGoogleストリートビューでは、高遠城跡公園の桜の花見散策ができるようになっています。
理由7.お客様の声の高評価レビューも納得。そしていつかまた行きたい宿
楽天トラベルの口コミ・お客様の声を久々に見てみました。
私が行った当時はそれほどクチコミ数がなかったのですが、いつのまにか随分増えてきてますね、
そして、そのほとんどが高評価なので、やはり宿泊した皆さんの満足度の高さがうかがえます。
私にとって、不思議にずっと心に残っている、ぜひまた行ってみたい宿の筆頭の旅館
それが御宿分校館です!
御宿分校館の宿泊予約
現在、楽天トラベルか、公式ホームページからの予約だけのようです。
以下のリンクからどうぞ。
御宿分校館へのアクセス
マイカーの場合、東京方面からは諏訪ICから、名古屋・大阪方面は伊那ICが便利です。
●諏訪ICからのアクセス
●伊那ICからのアクセス
御宿分校館の駐車場
5台分の無料駐車場があります。先着順となります。
このページの情報は2016年12月 7日現在の情報を元にしているため
現状と一致しない場合がございます。予めご了承ください。